どうも~、ももんぬです~。今回は衣替えの話題です。
近年は季節の変わり目が読みにくくて、「そろそろ衣替えしてもいいだろうか?」と迷ってしまうこと、ありますよね。昔は6月と10月にきっちり決まっていた衣替えの季節ですが、めっきり短くなってしまった春と秋に、タイミングがつかめず困っている人も多いようです。
そんな中、急な気候の変化に慌てて入れ替えを始めると、つい収納が適当になってしまい、黄ばみやカビ、虫食いの原因につながってしまうことも…。お気に入りの服をダメにして悲しい思いをしないためにも、できることなら、衣替えは丁寧に準備をしておきたいもの。
この記事では、衣替えを失敗しないための正しい準備・収納方法・防虫や湿気対策のコツを完全ガイド。圧縮袋や収納ケースの選び方、おすすめグッズも紹介しながら、“もう迷わない衣替え収納”をわかりやすく解説していきます。
・最高25℃超:半袖/夏物へ入替の合図
・最高20℃未満:長袖・カーデ・薄手アウター
・最低15℃未満:ニット・薄手コート
※段階的に入替/天気の服装指数も併用/家族のマイルールで微調整
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。商品選びの参考にご活用ください。
衣替えはいつ?時期の目安と気温ライン|歴史と意味もサクッと解説
「衣替え=タンスの奥から“存在を忘れていた服”が出てくる儀式」だと思っている人、ももんぬだけじゃないですよね(笑)。思いがけずお気に入りに再会できることもあれば、「なんでこんなの取っておいたんだろ…」と自分にツッコミを入れたことがある人もいるのではないでしょうか。
でも、そんな“あるあるイベント”で終わらせてしまうのはもったいないんです。衣替えにはちゃんとした歴史と意味があり、今の暮らしにも役立つヒントが隠れているんですよ。

衣替えのタイミング
歴史のところでも触れましたが、以前は6月1日や10月1日といった“衣替えの日”を目安に、多くの人が一斉に服を入れ替えていました。とてもシンプルで、迷う余地なんてなかったんですよね。
ところが今はどうでしょう。9月に入っても真夏日が続いたり、10月なのに汗ばむくらいの日があったり…。逆に急に冷え込んで慌てて厚手の服を引っ張り出すことも。そんな不安定な気候の中、「いったいいつ衣替えすればいいの?」というのは、現代ならではの切実な問題です。

ももんぬも「そろそろかな?」と衣替えした翌週に、真夏日が戻ってクローゼットをひっくり返したことが何度もあります。“季節の気まぐれ”に振り回されるあの感じ、ちょっと切ないですよね。
そんな経験から、「気温を目安に少しずつ入れ替える」スタイルに変えてみたら、びっくりするほど慌てなくなりました。気候の変化が読めない今こそ、家族や地域に合わせた“マイルール”を決めておくのがコツ。
次章では、その具体的な温度ラインと“失敗しない衣替えのコツ”を詳しく紹介しますね。
気温の目安:25℃/20℃/15℃の切り替え基準
暦だけでは判断できなくなってしまった以上、いちばん参考になるのが 気温を基準にした目安。この“気温ライン”を知っておくと、服選びに迷わずスムーズです。
- 最高気温が25℃を超える日が続いたら
→ 半袖や薄手のシャツが快適。梅雨明け〜夏本番にかけて「もう衣替えしなきゃ!」って合図です。 - 最高気温が20℃を下回る頃
→ 長袖シャツやカーディガン、軽いジャケットが活躍する時期。朝晩の冷え込みに「あれ、もう秋?」ってなる境目ですね。 - 最低気温が15℃を切るようになったら
→ ニットやトレーナー、薄手コートの出番。重ね着で調整しながら冬支度に入っていくタイミングです。
さらに、湿度や日差しも体感温度に大きく影響します。同じ20℃でも、カラッと晴れた日はTシャツで快適なのに、曇って風が吹くと「長袖持ってくればよかった…」って後悔することも。そうならないように、「気温+天気予報の服装指数」をチェックするのもおすすめです。服装指数は「今日は半袖で快適」「薄手の上着が必要」といった具体的な目安を出してくれるので、衣替えのタイミングを見極めやすくなります。
そして、衣替えは1日でまとめて一気にやらなくても大丈夫。気温の変化に合わせて、少しずつクローゼットの中を入れ替えていくほうが現実的でラクなんですよね。



ももんぬは以前、“今日は寒い!”と慌ててニットを出した翌日にまた夏日になり、結局もう一度しまう…というループを何度も経験しました。一気に入れ替えると、季節の気まぐれに振り回されるんですよね。
そこで「25℃・20℃・15℃」を目安に、少しずつ入れ替えるようにしたら、慌てて引っ張り出すことがほとんどなくなりました。無理にまとめてやらず、気温の変化に合わせて“段階的に動く”だけで、衣替えがずっとラクになります。
季節を先取りするより、“今ちょうど心地いい服”を残していく感覚で。焦らず入れ替えていくと、クローゼットにも気持ちにも余裕が生まれますよ。
家族・地域別の“マイルール衣替え”
つまり、衣替えのタイミングは、自分や家族の暮らしに合わせた“マイルール”を作るのがいちばん。例えば…
- 子どもは体温が高いから大人より早めに半袖に切り替える
- 通勤や通学がある人は朝晩の気温を優先して判断する
- 在宅ワークが多い人は「冷暖房の効き具合」で決めちゃう
一気にクローゼットを総入れ替えする必要はありません。少しずつ段階的に入れ替えるほうが、気候の急変にも柔軟に対応できます。「まだ暑いのにニットしかない…」なんて失敗も防げるはず。ポイントは「タイミングを決めたら、しまう前の準備をちゃんとすること」。次からは、その“失敗しないための準備ステップ”を紹介していきますね。
衣替えのメリット
「あ〜またあの面倒な作業が…」と憂鬱になりがちな衣替えですが、実はただの片付けじゃなくて、服を長持ちさせたり気持ちをリフレッシュしたり、暮らしにうれしい効果がぎゅっと詰まってるんですよ。
実用面
まずは 実用的な効果から。
暑いのにウールのニットを着たり、真冬にTシャツ一枚で震えたり…なんていうのは極端な話ですが、衣替えをすることで、その季節に合った服をすぐに取り出せて体調管理がしやすくなる、というのが一番の実用的な理由なのではないでしょうか。
また、しまう前にしっかり洗ったり乾かしたりして収納環境を整えると、黄ばみやカビを防げるので、お気に入りの服を来年も安心して着られます。ここをサボると、出したばかりのはずなのに「ん?なんか臭う…?」なんて悲しい事になるので要注意(笑)。
さらに、衣替えはただの収納作業ではなく断捨離のチャンスでもあります。「今年一度も着なかったな」という服を思い切って手放すことで、クローゼットがすっきりして気分もリセット。次のシーズンを気持ちよく迎えるための準備が整えられるいい機会でもあるんです。



衣替えって、「全部出して畳んで詰めて…」と考えるだけで、どうしても気が重いイベントになりがちですよね。でも、一度“この1年で本当に着た服だけ残す”と決めて向き合ってみると、クローゼットの中も気持ちも少しすっきりしてくるはずです。
お気に入りは丁寧にケアして次の季節へ送り出してあげて、「迷う服」はこの機会に見直してみる。そうやって少しずつ入れ替えていくと、自分の好きなスタイルや暮らし方が自然と見えてきます。
ももんぬも同じように試してみて、衣替えが「面倒な作業」から「生活STYLEをリセットする時間」に変わりました。読んでくれているあなたにも、その感覚を味わってほしいなと思っています。
心理面のメリット
衣替えには、体調管理や文化的な習慣だけでなく、気持ちを切り替える心理的な効果もあります。
クローゼットを整理して季節の服に入れ替えると、「新しい季節が始まったな」と自然に気分が変わります。冬物を片づけて春服を並べるだけで、なんだか心が軽くなる。夏服からニットに変わると「今年もそろそろ寒さが来るぞ」と気持ちの準備ができる。衣替えは、暮らしのリズムと一緒に心のリズムを整える行事でもあるんです。
また、しまっていた服を出すと「懐かしい!」と再会を喜ぶこともあれば、「これはもう着れないな」と自分や家族の変化に気がつくことも。衣替えのたびに思い出を整理しながら、暮らしもアップデートされていくんですね。



衣替えでクローゼットの顔ぶれが変わると、「あ、もうこの季節なんだ」と素直に実感できますよね。ごちゃごちゃと全シーズン分が詰まっている状態より、今よく着る服だけが見えているほうが、朝の迷いも減って気持ちもすっきりします。
久しぶりの服を前に「今年も着たい」「これはそろそろ卒業かな」と選び直す時間は、自分や家族の変化に気づくきっかけにもなります。ももんぬは、衣替えを“クローゼットを整理しながら気持ちの区切りもつけていこう”くらいの気楽さで取り入れてみるのがおすすめだと感じています。
衣替えは、日本の文化の中に根付いた習慣でもあります。平安時代の宮中で、貴族たちは衣服を入れ替え装いを新たにすることで季節の移ろいを表していました。これは単なる気温の対策だけでなく、四季を大切にする日本人の美意識を映し出すものだったといわれています。
やがてこの習慣は広がり、江戸時代には幕府によって「年4回の衣替え」が制度化されます。庶民も含めて社会全体が一斉に服装を切り替えることで、衣替えは季節のリズムを共有する行事となりました。
さらに、明治以降は西洋式の暦や制服制度とともに「6月1日と10月1日」に整理され、現代でも学校や企業の夏服・冬服の切り替えとして残っているのです。冷暖房が整った今でもこの慣習が続いているのは、衣替えが暮らしの中で季節を感じ取る大切な節目だからなのでしょうね。
参照サイト:レファレンス協同データベース



衣替えの歴史を知ると、クローゼットの入れ替えも「季節の節目の小さな儀式」に見えてきますよね。ただ面倒だからやる、ではなく、四季に合わせて装いを整える時間だと思うと、いつもの作業にも少しだけ意味が宿ります。
ももんぬは、学校や職場の制服が切り替わる光景を見るたびに、昔から続く季節のリズムが今も生きているんだなと感じます。そんな感覚も味わいながら衣替えしてみると、「暮らしの中で季節を楽しむ」という視点で楽しめるようになりますよ。
衣替え前のチェックリスト|洗濯・乾燥・シミ確認・掃除・防虫剤


衣替えって、ただ“出しやすい場所に服を移動させるだけ”じゃないんです。むしろ、ここでどれだけ丁寧に準備するかで来年のクローゼット事情が全然違ってきます。未来の自分を助けるために、今のうちにやっておきたいことをまとめてみました。
- シーズン物を洗濯/クリーニング済みにする
- 風通しの良い場所で完全に乾かす(陰干し)
- シミ・黄ばみ・ほつれをチェック
- 収納場所を掃除し、風通しを確保
- 防虫剤は上、除湿剤は下に置く(種類の混用はしない)
- 圧縮袋は“型崩れしにくい物だけ”に限定(ニット・ダウン・革はNG)
- ラベルを貼って中身と次の出番をメモ
洗濯・クリーニングで汚れをリセット
シーズン終わりの服は、見た目がきれいでも汗・皮脂・ほこり・排気ガスなどの汚れがしっかり残っています。このまま収納すると、時間の経過とともに黄ばみや変色、カビ、ニオイの原因に育ってしまうことも。「一度しか着ていないから平気」は実は危険サインです。
基本は「しまう前に一度リセット」が鉄則。自宅で洗えるTシャツやカットソー、薄手ニットは表示に沿ってやさしく洗い、しっかりすすぎ・脱水をしてから陰干しで完全に乾かします。汗や皮脂が残りやすい襟・袖・脇、ファンデーションが付きやすい首元・マフラー周りは、部分洗い用の洗剤で軽くもみ洗いしておくと安心です。
コートやジャケット、デリケート素材は無理に自己流で洗わず、シーズン最後にクリーニングへ。特にウール・シルク・中わた入りアウターは「着用回数」より「シーズン終わりに一度プロに任せる」ほうが来年の状態が安定します。タグの表示をチェックしつつ、「来年も気持ちよく着たい服」から優先してケアしてあげましょう。



「一回しか着てないし、そのままでいっか」と油断した服ほど、翌年出してみて「え、なんか黄ばんでる…?」って落ち込みませんか? ステルス汚れって本当にじわじわ仕事してくるんですよね。
ももんぬも、一度それでお気に入りニットをダメにしかけてからは、「シーズンの終わりに一度きちんと洗う or クリーニングに出す」を“未来の自分へのプレゼント”くらいに考えるようになりました。
しまう前のひと手間で、次の季節に箱を開けたときのテンションが全然違うので、「また着るのが楽しみな服」からぜひ丁寧にケアしてあげてほしいです。
しっかり乾かして湿気を飛ばす
収納前は「どれだけ乾いているか」が勝負どころです。洗濯してすぐ畳んだり、部屋干しで半乾きのまましまってしまうと、残った水分や皮脂がカビやニオイの原因になってしまいます。特にデニム、パーカー、厚手ニット、襟元や脇の部分は水分が残りやすいので要注意。触ったときに“ひんやり感”があるうちは、まだ湿気が残っています。
基本は風通しの良い場所でしっかり乾かすこと。日光に強い素材は天日干し、色あせしやすいものやデリケート素材は陰干しがおすすめです。部屋干しの場合はサーキュレーターや除湿機を併用して、「一晩で乾いたつもり」にしないことがポイント。ハンガーを少し間隔を空ける、裏返して乾かすなど、小さな工夫で乾きムラを減らせます。
完全に乾いたと感じて、さらに数時間おいてから畳むくらいが安心ライン。「念のためもう少し」が、次のシーズンのカビ臭さや生乾き臭を防いでくれます。



「触った感じたぶん大丈夫でしょ」と半乾き気味のパーカーをしまって、次のシーズンに出したときのあの独特のニオイ…経験ある人、多いんじゃないでしょうか。あれって一度つくと落とすのが本当に大変なんですよね。
ももんぬも例に漏れず同じ失敗をしているもので、「乾いた気がする」じゃなく「これ以上乾かなくなったな」くらいまで待つようにしています。
ちょっと大げさかな?と思うくらいしっかり乾かしてから収納すると、翌年のクローゼットを開けたときの安心感が全然違います。特にお気に入りや値段の張る服こそ、“最後の数時間の乾燥ケア”で守ってあげたいですね。
シミ・ほつれ・毛玉をチェック
「ちゃんと洗濯したし大丈夫」と思ってしまいがちですが、汗や皮脂、飲食物の飛びはねなどが残っていると、時間が経つほど黄ばみや輪ジミとして浮き出てきます。
特に白シャツやTシャツの襟・脇・袖口は要注意。普通の洗濯では落としきれない“蓄積汚れ”は、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かして浸け置きすると効果的です。デリケート素材なら中性洗剤+部分洗いブラシでやさしく叩き洗いを。気になる部分を徹底的にケアしておくと、来年「あれ、こんなシミあった?」というガッカリを防げます。
ほつれやボタン外れ、毛玉も「見つけたときに直す」が鉄則です。ボタンは付け直しておく、糸が出ているところは軽く整えるだけでも印象が違いますし、小さな穴やほころびは早めに応急処置しておけば広がりにくくなります。毛玉は専用クリーナーやハサミで優しく取り除いて整えておきましょう。「来年も着たい服」ほど、このひと手間をかけておく価値があります。
「もう明らかに厳しいな」というものは、思い切って手放す判断も大事です。収納スペースを使ってまで残しておくより、今の自分に合う服に場所を空けたほうが、次のシーズンがぐっと快適になります。



お気に入りのシャツを出した瞬間に、襟元の黄ばみや小さな穴を見つけて一気にテンションが下がる、あの感じ…できれば避けたいですよね。「いつか直そう」「そのうち毛玉取ろう」と戻した服は、そのまま来年も着ないパターンが本当に多いです。
ももんぬは、とりあえずしまうのではなく、きちんとお手入れするようにしてから、翌シーズンにガッカリすることがかなり減りました。
シミ抜きやボタン付けに数分かけるだけで戦力復活する服もあれば、「ありがとう」と手放してスペースが空く服もある。その小さな仕分けが、来シーズンのクローゼットの心地よさにつながるので、気になった服は“今ここで判断”がおすすめです。
収納場所を掃除して風通しを確保
衣替えは、服だけでなく収納スペースそのものを整えるチャンスです。クローゼットや押し入れの棚板、ハンガーパイプ、引き出しの中は、意外とホコリや細かいゴミがたまりがち。柔らかい布や掃除機、アルコールシートなどで一度リセットしておくと、湿気やカビ、虫の発生リスクをぐっと下げられます。
そのあと、扉を開け放ってしばらく風を通したり、除湿剤やすのこをセットしておくと、次のシーズンまでの環境が安定します。特に押し入れ下段・壁際は湿気がこもりやすいので重点チェック。ついでに使っていない空箱や紙袋、埋もれていた雑貨も見直して、収納スペースを“今必要な物だけ”に整えると、出し入れしやすさも一気に変わります。



クローゼットを空っぽにして拭き掃除すると、「あれ、こんなにホコリたまってた?」って毎回ちょっとゾッとしませんか。服だけ入れ替えても、土台がほこりと湿気まみれだと結局また同じことの繰り返しになっちゃうんですよね。
衣替えのタイミングで「全部出す日=収納の健康診断」と決めて、棚を拭き、風を通し、ついでに謎の空箱や紙袋も手放してみると、クローゼットに一気に余白が生まれます。そうすることで、次に服を戻すときの視界がクリアだと、「ここはお気に入りだけをしまおう」と自然に意識できるはず。
“掃除と整理までが衣替えセット”くらいの感覚でやってみると、思っていた以上にスッキリするのでおすすめです。
防虫剤は「上に置く」が基本(※混用NG)
衣替え収納で見落とされがちですが、防虫剤は「引き出しやケースのいちばん上」に置くのが正しい使い方です。多くの防虫成分は空気より重く、上から下へとゆっくり揮発していくため、下に入れてしまうと成分が行き渡りにくく、肝心の衣類を十分に守れません。ハンガー収納の場合も、衣類の上部に吊り下げる・棚の上段に置くなど、“上から全体をカバーする位置”を意識しましょう。
もう一つ重要なのが「種類を混ぜない」こと。成分の異なる防虫剤を併用すると、化学反応で溶け出したり、ニオイ移りやシミの原因になるおそれがあります。同じ種類・同じメーカーで統一し、パッケージの使用量・有効期限を守るのが安全で確実な使い方です。「なんとなく余っていたから一緒に入れる」はNG。少し余裕をもった数を、正しい位置に置くほうがずっと効果的です。
参照元:北海道薬剤協会



防虫剤って、なんとなく空いている隙間やケースの端っこにポイッと置いてしまいがちですよね。「効いてるはず」と思い込んでいたのに、よく見ると置き方が逆効果だった…という人も多いはず。
上に置いて全体に成分を行き渡らせる、種類を混ぜずに使う。この2つを押さえるだけで、実は守れる服がかなり増えます。一度正しい置き方を知ってしまうと、「せっかく防虫剤買っているなら、ちゃんと働いてもらおう」と思えてきます。
お気に入りやフォーマル服ほど、この小さな工夫でトラブルを防げるので、今年の衣替えでは“場所と種類のチェック”だけでも見直してみてくださいね。


衣替え収納のやり方|圧縮袋・収納ケース・クローゼット活用のコツ
準備ができたら、いよいよ収納スタート。ここで大事なのは「どの収納方法を選ぶか」です。圧縮袋?ケース?クローゼット?正解はひとつじゃなくて、自分の服の量や部屋の広さ、ライフスタイルに合わせて決めるのがベスト。ここでは代表的な方法とコツをまとめました。


圧縮袋の正しい使い方とNG
スペースを節約したい人に人気なのが圧縮袋。掃除機や手押しで空気を抜けば一気にコンパクトになり、クローゼットや押し入れの空きスペースを増やせます。特に布団やダウンジャケットなど、ボリュームがあって軽いアイテムとの相性は抜群です。
ただし万能ではなく、長期間・高圧で潰すことで生地が傷んだり、シワが戻りにくくなったりするデメリットもあります。ニット、スーツ、プリーツスカート、革素材など「形を保ちたい服」は圧縮袋には入れないのが安心。あくまで“次のシーズンまでの一時保管”を前提に、型崩れしにくいものだけ選びましょう。
使うときは、入れすぎず、チャック部分のゴミや糸くずを取り除いてからしっかり密閉することがポイントです。圧縮しすぎると破れや逆戻りの原因になるので、長期間保管する場合はぺたんこに潰し切るのではなく、少しふくらみが残る程度で止めると長持ちしやすくなります。



圧縮袋って、一度ハマると「全部これでよくない?」って思っちゃうんですよね。でも全部詰め込んだ翌年、“シワ祭り”や変な折れ癖で後悔した経験がある人も多いはず。実は向いているのは、布団やタオル、ダウンなど“ふんわりしていて多少のシワが気になりにくいもの”なんですよね。
ももんぬとしては、「迷ったら圧縮NG」に振るくらいでちょうどいいと思っています。お気に入りのワンピースやスーツは普通のケースで余裕を持って保管して、圧縮袋は“場所を取りやすい子たちの仮眠ベッド”くらいの扱いにしておくと失敗しにくいです。賢く使い分けるだけで、収納効率と服のコンディションの両方が守れますよ。
用途によって使い分けたい圧縮袋
プラスチックケースの選び方(サイズ統一・除湿剤併用)
収納の定番といえばプラスチックケース。軽くて丈夫、サイズ展開も豊富で、積み重ねれば限られたスペースも効率よく使えます。透明タイプなら中身が一目でわかり、探す手間も減るので「使いやすさ」と「見た目の整い」を両立できるのが魅力です。
ただし、密閉性が高いぶん湿気がこもりやすいのが難点。ケースの底には除湿剤やすのこシートをセットして空気の通り道をつくるのがポイントです。さらに、ケースのサイズを統一しておくと、積み重ねたときの安定感が全然違います。収納ラベルを貼れば中身の把握もしやすく、季節の入れ替えもスムーズに。後から買い足す予定がある人は、シリーズ名やサイズ表記をメモしておくと安心です。



プラケースって便利なんですが、“なんとなく買い足す”のがいちばんの落とし穴なんですよね。ももんぬも昔、安かったからと別シリーズを混ぜたら、微妙に高さが違って積めず、結局ごちゃごちゃ…という失敗をしました(笑)。
それ以来、「見た目も使い勝手もそろえる」がマイルール。サイズを統一するだけで、クローゼットの印象がすっきりして片付けもラクになります。
あと、湿気がこもりやすい素材だから、除湿剤やすのこを“標準装備”にするのが鉄則。せっかくの収納をカビの温床にしないよう、少しの工夫で“清潔を保つ箱”に育てていく感覚で使うのがおすすめです。
形状やカラーも豊富なプラスチックケース
クローゼット収納の工夫(ゾーニング・カバー)
クローゼット派の場合は、「掛ける場所をなんとなく決める」ではなく、ルールを決めてゾーン分けすると一気に使いやすくなります。ワンピースやロングコートなど丈の長いもの、ジャケットやシャツ、ボトムス…とカテゴリごとにエリアを分けると、どこに何があるかがひと目で分かり、「着たいのに見つからない」が減ります。
あまり着ないオフシーズンの服は奥側にまとめて、不織布カバーや透明カバーをかけてホコリ対策。手前には「よく着る服」だけを置くことで、毎日の支度がスムーズになります。足元や上段には、ボックスや吊り下げ収納を組み合わせて小物・バッグ・ストールの定位置を作ると、クローゼット全体が散らかりにくくなります。



クローゼットがごちゃっとしていると、「この間買ったあの服どこいった?」って探す時間が地味にストレスですよね。ハンガーに掛けているのに迷子になるのって、結局“置き場所が決まっていない服”が多いからなんだと思います。
エリアを決めて、よく着る服は手前、ロング丈は右側、ジャケットは左側…など、自分なりのざっくりルールを一度作ってみると、それだけで探す時間がかなり減ります。オフシーズンの服にはカバーをかけて奥に集めておくと、「今の季節の服」だけが視界に入るので朝の選択もラク。
ももんぬとしては、完璧な収納術よりも「自分が迷わない配置」を一度決めてあげることが、いちばん続くコツだと感じています。
吊り下げ収納を快適にする便利アイテム
ハンガーと畳みの使い分け
型崩れしやすいジャケットやコートは、肩に厚みのあるハンガーに掛けて収納するのが基本です。肩幅に合ったものを選ぶと、ラインが崩れにくく、首元の伸びや変な跡も防げます。重いアウターを細いハンガーに掛け続けると、肩が尖ったりヨレたりしやすいので要注意です。
一方、厚手ニットや伸びやすい素材はハンガーより“畳み収納”向き。平らに畳んでケースや棚に重ねて入れ、3〜5枚程度を目安にして山を低く保つと、取り出しやすくシワも入りにくくなります。Tシャツや薄手ニットも同様に畳み収納でOKですが、「よく着るものは上」「シーズン終盤用は下」など自分なりのルールをつくると、毎日の選びやすさがぐっと変わります。



ニットをハンガーに掛けっぱなしにしておいて、次のシーズンに袖や肩がびよーん…と伸びていて落ち込んだこと、ありませんか。あれを一度やってしまうと、「服に合ったしまい方って本当に大事なんだな」と痛感しますよね。
だからこそ、薄手シャツやジャケットは“掛ける担当”、ニットや伸びやすい生地は“畳む担当”とざっくり決めておくだけでも、服の寿命が目に見えて変わります。お気に入りほど正しい収納で守ってあげたいところ。
ももんぬも、「迷ったら生地と重さで判断する」というシンプルな基準にしてから、失敗がかなり減りました。服の負担を減らすしまい方を意識してみてくださいね。
畳む派・吊るす派それぞれのこだわりアイテム
衣替えがラクになる仕組み化|ラベル・仕切り・見える化・デジタル管理
基本の準備と収納方法を押さえたら、あとは「どうすればもっとラクに、気持ちよく続けられるか」ですよね。実は、ちょっとした工夫を加えるだけで、翌年の自分がめちゃくちゃ助かるんです。
ラベルを貼ったり、仕切りを足したり、見える収納にしたり…。一見小さなことでも「探す時間が減る」「服がきれいに保てる」「衣替えが楽しくなる」とメリットがいっぱい。ここからは、知っておくと便利な応用ワザを5つご紹介します。


ラベル&カラー管理で“迷子ゼロ”
収納ケースにラベルを貼るだけで、「あの服どこいった?」問題が一気に解決します。文字だけでも十分ですが、最近はアイコン付きのラベルや、色分けラベルシールもたくさん出ていて、ひと目でパッとわかるのが便利。
たとえば子ども用は青、仕事着はグレー、オフシーズンは黄色…と色で分類すれば、家族みんなが探しやすい仕組みに。文字を読まなくても“色で理解できる”ようにしておくと、一目でわかってとっても便利ですよね。
透明ケース派の人も、外から見える位置に小さなラベルをつけるだけで迷子が激減。特に似たようなアイテムが多い場合は、ラベル効果が抜群に出ます。
また、中身を知らない家族でも迷わず片付けられるというのも大きなメリット。たとえば「冬用ニット」と書いてあれば、誰がやっても同じ場所に戻せるから、クローゼットが散らかりにくいんです。カラー管理と組み合わせれば、さらに直感的に「ここは子ども用」「ここは仕事着」と判断できるので、家族みんなが参加できる収納に。



ラベルを貼っておくだけで、「どこに戻せばいい?」と質問されなくなるってかなり大きな時短です。言葉や色で“ここは〇〇の場所”と決めておくと、自分も家族も迷わず動けるから、「片付け役が一人に集中する状態」から抜け出しやすくなります。
完璧な収納術じゃなくても、「誰が見ても分かるサイン」を足しておくだけで、散らかりにくい仕組みになるので、まずはよく使う引き出しから試してみるのがおすすめです。
お片付け育にも人気のラベルシール
仕切り・立て収納で取り出しやすく
引き出しやケースに服を重ねていくと、どうしても下のほうの服が取り出しにくくなりますよね。気づけば上ばかり着て、下に眠っている服はシーズンが終わるまで存在を忘れていた…なんてことも。
そこで便利なのが仕切りや立て収納。100均やホームセンターで買える仕切り板を使うだけで、服の山が崩れにくくなり、取り出すときもスッと引き抜けます。特にTシャツや薄手のニットは「立てて並べる収納」にすると、本の背表紙のように一目でわかってとても便利。
さらに、仕切りを活用すれば小物類の迷子も防げます。靴下やインナー、スカーフなどを“エリア分け”しておくと、「あれどこいった?」が激減。仕切りひとつでストレスが大きく減るので、コスパ最強の収納アイテムといっても過言ではありません。



重ねて入れていると、下のほうの服って本当に目がいかないんですよね。「あ、これ今季一度も着てないじゃん…」って衣替えのたびに発掘されるあの感じ、ちょっともったいない。
仕切りや立て収納を取り入れるだけで、「持っているのに見えていない服」が減って、コーディネートも充実します。“見える化のひと手間”が結果的にムダ買い防止にもつながるんですよね。
ももんぬも、次の衣替えではまずTシャツとニットから立て収納に移行しようと思っています♪
ゴチャゴチャの引き出しを整理する神アイテム
透明・メッシュケースで見える化
中身がひと目で分かる透明ケースや、通気性のいいメッシュケースは、「開けなくても中身が確認できる」のが大きなメリット。シーズンオフの服や小物を入れておくと、「ここに入れたのを忘れてた!」という迷子を減らせて、衣替えの入れ替えもスムーズになります。
メッシュタイプは湿気がこもりにくく、布団カバーやタオル、子どもの服など頻繁に出し入れするものにも◎。一方で、見える収納は中身がごちゃついていると“散らかって見える”欠点もあるので、色味をそろえる・用途ごとに分ける・ラベルを組み合わせるなど、ざっくりルールを決めておくとスッキリ感を保ちやすくなります。直射日光の当たる場所に置く場合は、色あせ防止のためカバー付きや半透明タイプを選ぶと安心です。



全部隠してしまうと何を持っているか忘れがちだし、全部丸見えだとゴチャついて見えるし…このバランス、むずかしいですよね。だからこそ「よく迷子になる物だけ見える化する」という考え方がちょうどいいと思います。
たとえば、子どもの服・シーズンオフのニット・ストール類など、“埋もれやすいもの”だけ透明 or メッシュケースにして、ラベルも一緒に貼っておく。そうしておくだけで探す手間が減って、「あ、これ持ってたのにまた買っちゃった」が防げます。
ももんぬ的には、全部を見せるより「必要なところだけ見せる」見える化が、現実的で続けやすいですね~。
見通しも通気性も抜群のメッシュ素材
写真やアプリでデジタル管理
収納前にスマホで中身を撮影しておくと、「このケースに何が入ってたっけ?」を開ける前に確認できて便利です。写真はケースごとに撮ってアルバムで分けるだけでもOKですし、印刷してケースの外に貼っておけば家族も一目で分かります。文字ラベルよりイメージしやすいので、子どもやパートナーにも共有しやすい方法です。
さらに、クローゼット管理系アプリやメモアプリを使えば、「ニット」「コート」「子ども服」などカテゴリごとに一覧化できて、外出先でも手持ちの服をチェックできます。同じような白Tや黒パンツをうっかり重複して買う…といった失敗も防ぎやすくなります。最初から全アイテムを登録しようとせず、シーズンオフにしまう服や高かったお気に入りから少しずつ始めるくらいが現実的で続けやすいです。



「これ持ってたのに、ほぼ同じのまた買っちゃった…」って、クローゼットあるあるですよね。とくに箱やケースにしまった服は、目に入らないと存在ごと忘れがち。
そこで気になっているのが、しまう前に“ケースごと写真を撮っておく”やり方です。画像でパッと確認できれば、中身をひっくり返す手間も、重複買いもかなり減らせそうだなと感じます。
まずはオフシーズンの服や数が多いカテゴリーだけ写真やアプリでメモしてみるところからで十分。「見えない場所の服を“思い出せる状態”にしておく」という発想はとても効率的ですよね。服が迷子になりがちな人は是非試してみてください♪
見せる収納をポイント使い
「収納=隠すもの」と思いがちですが、あえて“見せる収納”にすると、暮らしにちょっとした彩りが生まれます。お気に入りのジャケットやバッグをオープンラックに掛けるだけで、部屋の一角がショップのディスプレイのように見えることも。帽子やストールを壁に飾れば、季節を感じさせるインテリアにもなります。
もちろん、ホコリ対策は大切なので、透明カバーを掛ける・シーズンごとに入れ替える・素材を統一するなど、ひと工夫を加えるのがコツ。見せる部分は“お気に入り限定”にして、あとは隠す収納と組み合わせれば、生活感を抑えつつ、抜け感のある空間づくりができます。



「見せる収納」って、写真で見ると本当に素敵ですよね。お気に入りだけがさりげなく並んでいて、“服も空間も大事にしてる感じ”がして憧れます。でも実際の暮らしを考えると、ホコリや動線の問題もあって、いきなり全部を真似するのはハードル高いのもよく分かります。
だからこそ、最初の一歩は「本当に好きな一着やバッグを一つだけ飾ってみる」くらいで十分かなと思います。ももんぬも、いつか余裕ができたら、おしゃれなハンガーラックや木製フックで“小さな見せるスポット”を作りたい派。
次に紹介するアイテムも、「憧れをちょっと形にするための道具」として見てもらえたらうれしいです。
片付いたらチャレンジしたいおしゃれ収納
防虫・除湿の正しいやり方|置き場所とケース素材別の湿気対策
衣替え収納で意外と見落としがちなのが「防虫」と「湿気対策」。せっかくきれいに畳んでからしまっても、次のシーズンに黄ばみやカビ、虫食い状態で出てきたら台無しですよね。実はこの2つ、ほんの少しの工夫で大きな差が出るポイントなんです。
ここからは、防虫剤や除湿剤の正しい使い方や、収納ケースの素材ごとの特徴、置き場所の注意点など、“知っているだけで衣替えがぐっと安心になるコツ”をご紹介します。


防虫剤と除湿剤の正しい使い方(置き場所・混用NG)
衣替え収納で絶対に外せないのが 「防虫」と「湿気対策」。この2つをセットで考えるだけで、来シーズンの服の状態がまるで違ってきます。
まず、防虫剤は ケースの上に置くのが鉄則。成分が空気より重いため、下に流れていく性質があるからです。つい底に置きがちですが、それだと効果が行き渡りにくいんです。ただし、注意しておきたいのが「種類を混ぜない」こと。異なる成分を併用すると薬剤が溶けたり衣類に付着するリスクもあるようなのでしっかりチェクしておきたいところ。
一方、除湿剤は逆に ケースの底に置くのが正解。湿気は下にたまりやすいので、下からしっかりキャッチしてくれるんです。特に梅雨〜夏場の収納には必須アイテム。
防虫剤と除湿剤はセットで使うことでより効果を発揮するのですが、置き場所を間違えると効果が激減したり、保護するつもりの衣服をダメにしてしまったりすることもあるので、これは意外と大事なポイントです。
参照元:ライオンケミカル公式HP



防虫剤の置き方や種類のルールって、意外とちゃんと読まずに「効いてるはず」で使ってしまいがちですよね。上に置くべきものを下に入れていたり、余っていた別タイプを一緒に入れていたり…。
知ってから振り返ると、ちょっとヒヤッとする使い方をしていたなと感じる人も多いと思います。
ももんぬも「え、そんな決まりあったの!?」と驚いた側なので、今年からは“上に置く・混ぜない・除湿とセット”の3点だけは徹底しようと決めました。
難しいテクニックよりも、この基本を守るだけで、お気に入りの服を守れる確率はぐっと上がりますよ。
長期間の収納には欠かせない防虫・除湿アイテム
ケース素材別の湿気対策(布・プラ・紙箱)
衣替えをする際は「ケースの素材」にも要注意。布・プラスチック・紙箱では特徴がまったく違うんです。
布製ケースの特徴と注意
通気性がよいので湿気がこもりにくく、カビ対策には強いタイプ。ホコリをかぶりやすいのが難点ではありますが、カバーをかけたり定期的に掃除したりすれば問題ありません。丸洗いできる布製ケースも多いので、清潔さをキープしやすいのもメリット。ただし素材そのものに強度がないため、積み重ね収納には不向きなものがほとんど。軽い衣類をまとめる用途にぴったりです。
プラスチックケースの特徴と注意
いちばんメジャーで頑丈。サイズ展開も豊富で積み重ねやすく、半透明タイプなら中身が見えて便利です。キャスター付きや引き出し式のものを選べば重い衣類もスムーズに出し入れできるので、家族で共有するときも扱いやすいんですよね。ただし「密閉=湿気も閉じ込める」になりやすいのが弱点。すのこシートや除湿剤をセットで使うのが必須です。特に厚手のニットやアウターなど長期保存するものほど、湿気対策を意識すると安心です。
紙箱(厚紙・段ボール)の特徴と注意
実は一番湿気を吸いやすく、長期保存には不向き。カビや虫のリスクも高いので、もし使うなら短期間にとどめるのがベターです。でもその一方で「軽くて持ち運びやすい」「折りたためて不要なときは場所を取らない」というメリットも。シーズン中だけ使うサブ収納や、来客用寝具を一時的にしまっておく、といった使い方には向いています。使うときは除湿剤・防虫剤とのセット利用がマストです。
それぞれに一長一短あるこれらの素材ですが、うまく組み合わせると、それぞれの弱点を補えます。たとえば「よく着る服は通気性のいい布ケース」「長期保管のアウターは除湿剤を入れたプラケース」といった感じ。暮らし方や収納スペースに合わせてケースを選び分けると、衣替え後のクローゼットがぐっと快適になります。結局のところ、“どのケースが正解”ではなく、自分のスタイルに合った使い方を見つけるのがいちばんのコツなんですよね。



ケースの素材って、なんとなく「プラ一択」で選びがちですが、こうして比べてみると役割がかなり違いますよね。
通気性のある布ケースは“頻繁に出し入れする服”向き、しっかり守りたいアウターはプラケース、段ボールは一時避難用…と考えると、「とりあえず詰め込む」から一歩抜け出せます。
ももんぬも、以前は全部プラスチックで揃えていたんですが、布ケースを一部に取り入れたら、出し入れの気軽さも見た目の軽さもかなり変わりました。
大事なのは、自分の暮らしに合う素材を組み合わせること。今あるケースを見直すところから、少しずつアップデートしてみるのがおすすめです。
意外とおしゃれな段ボール収納
保管場所のコツ(風通し・温度)
衣替えした服をどこにしまうかで、来年の状態は大きく変わります。押し入れやクローゼットは便利な一方で、湿気や温度差の影響を受けやすい場所。ほんの少し環境を整えておくだけで、黄ばみ・カビ・虫食いのリスクをぐっと減らせます。
押し入れ下段は湿気ゾーン
空気が滞留しやすい押し入れの下段は、湿気がたまりやすい要注意エリアです。布団や衣装ケースを直置きせず、すのこやラックで数センチ浮かせるだけでも通気性がアップします。そこに除湿剤を併用すれば、“湿気のたまり場”から“安心して置ける場所”に変えられます。
クローゼットはぎゅうぎゅう詰めNG
ハンガーをパンパンに詰めると風の通り道がなくなり、湿気もニオイもこもりがち。目安は7〜8割収納。シーズンオフの服はケースに移して、今着る服がゆったり掛けられる余白をつくると、見た目も使い勝手も整います。
直射日光・結露に注意
窓際や外壁に接した収納スペースは、外気との温度差で結露が発生しやすい場所でもあり、衣類がじわじわ湿気を吸ってしまうことも。直射日光が当たる窓近では日焼けによる色褪せ問題も発生します。どうしても置くなら布カバーや断熱シートを活用すると安心です。
定期的に空気を動かす
どんな場所でも、「開けっぱなしにして風を入れる日」をときどき作るだけで状態は変わります。サーキュレーターを数分回す、晴れた日に扉を全開にするなど、小さな習慣で“こもらない収納”に近づけます。



カビや湿気って、実際にトラブルが発生するまで気づきにくいのがやっかいですよね。「うち大丈夫でしょ」と油断していた棚の奥から、なんとなく湿ったニオイが立ちのぼるあの瞬間は、何度も味わいたくないもの。
押し入れ下段にすのこを敷く、クローゼットを7〜8割収納にする、窓際にはカバーを使う、時々扉を開けて空気を入れ替える。どれも大がかりな模様替えではないけれど、積み重ねると服の持ちが本当に変わります。
湿気は見えないけれど、対策の差は来年ちゃんと見えてくるので、できるところから一つだけでも取り入れてみてほしいです。


衣替えのおさらい|やりがちな失敗と注意点
ここまで、衣替え収納の準備から収納方法、防虫や湿気対策までを一通り紹介してきました。情報が多いと「結局なにを気をつければいいんだっけ?」と迷ってしまうこともありますよね。そこで最後に、特に“やりがちだけど要注意”なポイントを整理しておきます。
ここを押さえておけば、来シーズンに「あぁ…やっちゃった」と後悔する確率をぐっと減らせますよ。
- 汚れを残したまま収納しない
「一度しか着てないから大丈夫」と思ってしまうのが一番の落とし穴。汗や皮脂は目に見えなくてもちゃんと残っていて、来年出したときに黄ばみやニオイとなって現れます。お気に入りを守るために、ひと手間かけて洗濯やクリーニングでリセットしてからしまいましょう。 - 詰め込みすぎない
ケースやクローゼットをパンパンにすると、シワや型崩れの原因になるだけでなく、空気が通らなくて湿気もこもります。収納は“余白を残す”のが鉄則。詰め込みたくなったら「手放すチャンスかな?」と見直してみてもいいかもしれません。 - 湿気対策を忘れない
押し入れやクローゼットは湿気がたまりやすい空間です。除湿剤やすのこを使って空気の通り道をつくってあげるだけで、ぐっと安心感が増します。湿気は“見えない敵”だからこそ、毎回意識するのが大事です。 - 防虫剤は上に置く
防虫剤の成分は下に流れる性質があるので、正しい置き方を守るだけで効果が全然違います。なんとなく下に入れていた人は、今年からはぜひ上に。小さな工夫が衣類を守ってくれます。 - ラベルや仕切りで“未来の自分”を助ける
「どこに何をしまったっけ?」と探し回るのは毎年のお決まりパターンになりがち。ラベルや仕切りで分けておけば、来シーズンの自分がラクになります。ほんのひと手間ですが、次の衣替えが驚くほどスムーズになりますよ。
ここまで振り返ると、「やっぱり基本が大事」という結論に落ち着きます。汚れを落とす、詰め込みすぎない、湿気と虫をブロックする。この3つを意識するだけで、来年の衣替えがかなりラクになります。



「分かってたはずなのに、また同じところで失敗した…」って、衣替えあるあるですよね。ラベルを貼らずに詰め込んで、翌年“クローゼット探検隊”をする羽目になる感じ、身に覚えのある人も多いと思います。
でも逆に言えば、このおさらいにある基本だけ押さえておけば、派手なテクニックがなくても十分整います。汚れを落としてからしまう、詰め込みすぎない、湿気と虫の対策をして、どこに何があるかをざっくり見えるようにしておく。
ももんぬも同じチェックを自分のクローゼットで繰り返していて、「完璧じゃなくていいから、この4〜5項目だけ守ろう」と決めると気持ちがかなりラクになるなと感じています。次の衣替えで、まず一つだけでも実践してみてくださいね。
衣替え収納に役立つおすすめグッズ|圧縮袋・ケース・防虫/除湿ほか
ここまで衣替え収納の基本やコツをお伝えしてきましたが、最後に「ももんぬが実際に気になったアイテム」をいくつか紹介しておきますね。選ぶときの参考になれば嬉しいです。
無印良品のポリプロピレン収納ケース
シンプルデザインで長く使える定番。どんな部屋にもなじむのが魅力。
ニトリの圧縮袋セット
布団やダウンを省スペースで収納するのに便利。コスパも◎。
布製メッシュケース
通気性がよく、オフシーズンの軽い衣類収納に。丸洗いできるのも安心ポイント。
防虫剤&除湿剤
収納の“最後の守り神”。正しい置き方で効果を発揮。防虫剤にはアロマタイプもあるんですね~。
FAQ
まとめ|ももんぬ流・衣替え収納完全ガイドはいかがでしたか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
衣替えは、単に服を入れ替えるだけでなく、洗濯やシミ・ほつれのケア、収納方法の見直し、防虫・除湿までをセットで考えることで、来年のクローゼットをぐっと心地よく整えられる習慣になります。「ちょっと面倒…」と感じていた人も、今日お伝えしたポイントを一つずつ取り入れることで、次のシーズンが少し楽しみ思えるようになったらうれしいです。



ももんぬも、衣替えのたびに「来年の自分が笑顔で扉を開けられるように」と思いながら、汚れを落として、詰め込みすぎず、湿気と虫を防ぐ基本だけは丁寧に続けるようにしています。
完璧を目指さなくて大丈夫なので、まずはできる範囲から。すこし手をかけたクローゼットが、毎日の小さな安心と気分の良さにつながりますように。








